2015年新年の辞

2015年05月02日 03:40
反覇権の時代の流れに沿い、九条平和国家の実現を!                         赤木志郎  アメリカの覇権回復のための謀略、武力干渉がひんぱんに行われている。その代表的なものがウクライナの分裂と内戦であり、「イスラム国」掃討を口実にしたアメリカのシリア、イラクでの空爆である。キューバなど中南米反米政権との関係改善は、社会主義転覆とアメリカの影響力回復のためだと公言している。そうしたアメリカの覇権のための新たな策動に対し、外国勢力を排し自分の問題は自力で解決しようとする地域共同体がさらに強化され、国と民族の自主権を守る闘いがいっそう前進している。  一つは地域共同体の強化である
2015年05月02日 03:31
時代認識を問う。今はグローバル時代なのか?    小西隆裕  元旦の朝日新聞社説は、「グローバル時代の歴史」と題しながら、グローバル時代における歴史の見方について取り上げていた。朝日がなぜこのテーマを元旦社説に取り上げたかはさておいて、ここでは「グローバル時代」という時代認識について考えてみたい。  「社説」では、今がグローバル時代だとする根拠として、ヒト、モノ、カネ、情報が軽々と大量に国境を超え、社会が抱える問題も、金融危機、地球温暖化、感染症、等々と国境では区切れなくなっていることを挙げていた。確かに、今日、こうした国境を超える事象が多くなっているのは事実だ。だが、それをもって時代を規定す